〜せとものの話をしませんか〜「瀬戸だより」保存版

瀬戸の陶磁器店・加藤兆之助商店が発行しているメールマガジン「瀬戸だより」の保存版です。瀬戸のこと、焼き物のことなど、毎週土曜日お届けしています。
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瀬戸だより561号「大きな花瓶」という話
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     今週は小学校で卒業式が行われました。毎年小学校の卒業式には招待をされています(ちょっとした役を引き受けていますので)。

     袴で式に臨む女子が年々増えていましたが、今年は少なくなっていました。華美になりすぎると言う指摘も多くなってきた関係でしょうか。落ち着いた式でした。

     金曜日には公立高校の合格発表もあり、いよいよ「桜咲くシーズン」も近づいてきたようです。

     

     卒業式など大きな会場で行われる式典では花台の上に大きな花瓶に活けられた花もよく見かけます。時々、このような場所で使う花瓶(壷)のご相談も受けます。

     大きな花瓶。探すとなかなか見つけられないようです。飾壺のような色とりどりな絵付けがされたものなどもありますが、実際花を活ける花屋さんに聞くと、シンプルで花と喧嘩をしない白などのおとなしいものが好ましいようです。

     

     花瓶でそのような用途に使うとなると、予算的にもかかるようになります。そんな時に(裏技的に)おすすめなのは傘立ての流用です。傘立てのデザインも様々ですが、大きな壺型のものも少なくありません。傘立てが多く生産されている信楽あたりのメーカーさんではそのあたりはかなり意識されているという話も聞いたりします。水漏れなどを注意したり(と言っても、このようなサイズの壷などは直接水をいれることはなく、筒やバケツのようなものを中に入れるのが普通です)、デザインも傘立てっぽくないものを考えたりされています。

     大きな花瓶が必要になった時、傘立ての流用という手もあり……覚えていても損はないと思いますよ。

    | 選ぶ・使う | 22:59 | comments(0) | - |
    瀬戸だより507号「釉の表面」という話
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      柚子肌の黒、柚子黒の花瓶。

       

       3月3日は過ぎましたが、瀬戸で開催中の「陶のまち瀬戸の雛めぐり」は明日までとなっています。今週はひな祭りの3日を中心に地元のテレビなどでも紹介される機会も多かったようです。

      少しずつ春らしくなってきました。

       

      ■陶のまち瀬戸のお雛めぐり

      http://www.seto-marutto.info/event/hina/

       

       

       器に掛けられた釉薬。様々な色があり、その器を選ぶ際に大きさ形の次に気にする部分じゃないでしょうか。色だけでなく表面の艶や肌触りというところまで楽しめるのが陶器の釉薬ですね。磁器の洋食器などでは多少の艶のあるなし程度のバリエーションですが(と思う)、陶器ではつるつるとした表面からザラザラした焼き締めなどまで様々な変化があります。

       

       もともと釉薬は素地の上にガラス質のものを表面にコーティングしたものです。つるつるテカテカしたものをまずイメージします。そのテカテカした光沢を抑えた半光沢の状態をマットと呼んだりします。白マット釉などがよく知られていますね。

       梨地という表現がマットとイコールなのかどうかは微妙かもしれませんが、細かくザラッとしていて艶を抑えた表面をそう呼びます。昔の金属製のカメラの艶を抑えたボディの仕上げを梨地と言いますが、同じ意味合いです。果物の梨の表面の艶に似ているということです。

       さらにザラッとしてきたもの、表面に凸凹して仕上がってるものがじる柚子肌と言ったりします。これも果物の柚子の表面に似ているからですね。

       

       同じ形、同じ重さの器であっても表面の仕上がり、肌触りでずいぶん器の印象は変わります。持ち心地よさ、口の触れた時の感触などは、器を持つ、口をつけることの多い日本食では器選びの大きな要素になると思います。実際の器選びでは普通、口をつけることまではないと思いますが(そうされるお客様は以前いらっしゃいました)、持ってみるということは大事と思います。

       前にも書いたことがあると思いますが、和食器選びは持って触れてみてが基本だと思います。

      | 選ぶ・使う | 20:36 | comments(0) | - |
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      このブログの内容は加藤兆之助商店の発行するメールマガジン「瀬戸だより」のバックナンバー(保存版)になります。 文章は発行当時の内容になっています。日付など内容にはご注意ください。記事の全文あるいは一部を無断で転載・複製は禁止します。 http://web-setomono.com
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