瀬戸だより554号「この季節になると…」という話
- 2017.01.28 Saturday
- 13:38
この季節になると決まってかかってくる電話があります。特定の誰かからと言うものではない、誰かからの問い合わせです。
「ホームページを見ているけれど、おこしものの型ってどこに売っているのでしょうか?」というものです。まあ多少の違いはありますが、必ず1本はかかってくる電話です。
当店のホームページのアクセス数を見ても、1月末から2月中は「おこしもの」の作り方のページがぐっと伸びて来るのがわかります。「おこしもの」というのはひな祭りに瀬戸では欠かせないお供え物、食べ物となります。
■おこしものの作り方(加藤兆之助商店)
http://web-setomono.com/q_a/qa_006.html
米粉を練ったものを木型に入れて形を作り、色粉で色を付け蒸し上げる…素朴な食べ物ですね。これをお雛様にお供えして、固くなったものを餅のように焼いて醤油をつけていただきます。
まだ1月というのにもうひな祭りの話?と疑問に思う方も多いでしょうか。いえいえ、来週末の2月4日からは瀬戸が雛であふれる「第16回 陶のまち瀬戸のお雛めぐり」がスタートします。3月5日までの1ヶ月間、雛に関係するイベントが続きます。
瀬戸蔵にはこのイベントの象徴、高さ4メートルのピラミッド型のひな壇「ひなミッド」が登場。1000体を超える陶磁器、ガラスなどのお雛様が並びます。
市内、会場近くの飲食店では雛にちなんだ特別メニューが用意されます。見る、そして体験するイベントも多数行われます。
■第16回 陶のまち瀬戸のお雛めぐり
http://www.seto-marutto.info/event/hina/
さて、当店へのおこしものの問い合わせですが、先のリンク先以上の情報は持っておりません。型の販売はしておりませんし、現在入手できるところも知りません。問い合わせいただいても期待にそえませんので……すいません……。