〜せとものの話をしませんか〜「瀬戸だより」保存版

瀬戸の陶磁器店・加藤兆之助商店が発行しているメールマガジン「瀬戸だより」の保存版です。瀬戸のこと、焼き物のことなど、毎週土曜日お届けしています。
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瀬戸だより578号「犬山と犬山焼」という話
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    犬山の剣道大会で見た「犬山焼の優勝皿」

     

     犬山の大雨は驚きました。

     昨日の午前中はせともの祭廉売市申込み。受付の手伝いで組合にいました。窓から空を眺めながら「なんとか雨は降らずに済みそうですね」という会話をしていて、帰ってきてニュースを見たらあの風景…。春の花見のイメージの五条川があんなことになってるなんて。驚きでした。

     

     犬山の皆さんには心よりお見舞い申し上げます。

     

     

     犬山と言えば今回も落雷で天守の鯱が損傷した国宝の犬山城が有名ですが、陶器で言えば「犬山焼」があります。

     

     江戸時代に諸藩の殖産興業として様々な国焼の焼物が登場します。犬山焼もそのひとつです。京都や瀬戸などからの技術を取り入れて完成されていったその焼物は、赤絵や雲錦手を特徴にしています。

     日常的な器というよりは、茶道具や装飾としての器というイメージがあります。華やかで雅な作風は乾山の焼物を思い起こします。

     

     基本勉強不足の私ですが、犬山のお客様の家を訪ねた際に犬山焼の花瓶や飾り皿をいくつか見せていただきました。たぶんその時が犬山焼を意識してみた初めての時だったと思います。

     周辺を多くの陶磁器産地に囲まれている中で独特の発展をしてきた犬山焼。考えてみれば、江戸時代にお庭焼きとしてスタートした焼物ですので、瀬戸、美濃、常滑など周辺の大規模産地と同じものを作っていては意味がないということもあったのかもしれません。ちょっと違ったからこそ、今に伝わっているんじゃないでしょうか。

     

     以前に子どもが参加した犬山の剣道大会、優勝の盾は犬山焼の大皿でした。今も地元に愛されている焼物文化としての犬山焼を感じました。

     

     犬山城近くは昔の城下町の雰囲気を活かした商店なども並び、訪ねていくと面白い発見も多いところです。今回は多くの被害が出たようですが、落ち着いたタイミングでまた出掛けてみたいと思います。

     

     

     今夜は瀬戸・品野の祇園祭。お出かけの方は駐車場へのルートをしっかりご確認の上で、ただ通りがかるという方は国道は通れませんのでご注意を。

    | 陶磁器 | 17:20 | comments(0) | - |
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