〜せとものの話をしませんか〜「瀬戸だより」保存版

瀬戸の陶磁器店・加藤兆之助商店が発行しているメールマガジン「瀬戸だより」の保存版です。瀬戸のこと、焼き物のことなど、毎週土曜日お届けしています。
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瀬戸だより618号「箱の話」という話
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     箱の話。

     お客様に商品として陶器をお渡しする際には、箱に入れてというのが基本になります。木箱であったり、化粧箱(紙の貼箱)であったり、トムソンと呼ばれる型で打ち抜いた段ボール箱だったり、それは状況によって変わります。今回は木箱の話です。

     私たちの手元に届く時にすでに木箱に入れて届く場合、当店で木箱を用意する場合、作家さんや窯元によって違います。でも、どんな場合でも作家さん自身に箱書きをしていただくことは変わりありません(稀に違う時もありますが)。

     木箱の材質と言えば、桐(キリ)になりますが、以前は一般的な箱はモミが主流でした(桐は高級品ですね)。それが30年くらい前から桐箱に置き換わりました(当店の場合)。

     中国からの輸入材が安く安定して入手が出来るようになったことが理由です。モミよりも細工がしやすい(やわらかい)ことや節目などが少なく(そういう部分をよけて張り合わせたりして製材されている)効率よく作業できるため、箱屋さんから「桐箱転換」を提案されたのをおぼえています。

     中国産の桐は国産のものと比較すると木目が広いのが特徴のようです。それだけ育つのが早いということでしょう。色もより白いようです。日本の桐とは多少違いますが「桐」の木であることは違いないと聞きます。生育環境の差でしょうか。

     実際に中国では広い畑(広大な!)にまっすぐ伸びる道沿いに桐が並んで植えられ、育つたびに定期的に効率よく伐採・植え替えされるようです。

     保管する環境によって(問題は湿気かな?)で変色しやすいこともあるようです。そこが保管上の注意点のように思います。

     会津あたりが最高級とされる日本の桐はやはり木目の美しさなど、比べるとさすがに違います(まあ当たり前ですが)。やっぱりいいですよ。というものの、中国産でも桐箱はやはり(モミよりはずっと)高級感は感じますね。

     

     箱の話は今後も時々続く…予定。

    | 陶磁器 | 23:28 | comments(0) | - |









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