〜せとものの話をしませんか〜「瀬戸だより」保存版

瀬戸の陶磁器店・加藤兆之助商店が発行しているメールマガジン「瀬戸だより」の保存版です。瀬戸のこと、焼き物のことなど、毎週土曜日お届けしています。
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659号「雛めぐり〜鬼瓦〜ガラス乾板」という話
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     寒い日が続いていますが、瀬戸の街は今日からちょっとだけ春になっています。
     恒例の「第18回 陶のまち瀬戸のお雛めぐり」が今日からスタート(2月2日 〜 3月3日)しました。毎年の行事ですが、瀬戸中が雛で飾られる1カ月。春が近づくのが感じられるイベントです。
     雛めぐりの中心になる瀬戸蔵にはシンボルともなる「ひなミッド」が飾られています。高さ4メートルでの4面のピラミッド型巨大ひな壇・ひなミッドには1000点もの陶磁器・ガラスの創作雛が飾られています。今朝、見てきたのですがすでに多くのお客さんが写真に撮ったり眺めたりとひなミッドを囲んでいました。
     期間中は市内で様々なイベントや展示が行われていますし、飲食店では雛めぐり特別メニューも用意されています。一足先に春を感じられるイベントです。

     

     瀬戸蔵ミュージアムで行われているで企画展「建物のキオク −瓦・タイル・テラコッタ−」が行われています……と言っても、明日2月3日までが期間です。いつもこんな紹介パターンですいません。
     瀬戸は陶磁器の産地、様々な器が生産されていますが、瓦やタイルなども作られていました。建物を飾る様々なパーツもせとものが使われています。市内でもそれらは見られます。今も深川神社の屋根は美しい織部の細やかな細工のされたものですし、赤津の雲興寺の本堂の大屋根は釉薬の施されたモザイクのような美しいものです。今回の展示では、今は失われた建物のパーツが展示されています。鬼瓦などは(特に磁器製の瑠璃釉鳳凰鬼瓦などは)それ自体が美術品として通用するほどの美しさです。
     普段は(もしそれを見つけても)建物の一部としてなんとなく見逃してしまいがちなんものですが、こうして展示されると「これも瀬戸の美術工芸品」と再発見できます。(明日までの展示というのが…すいません)。

     同じ瀬戸蔵ミュージアム内で別の展示「ガラス乾板で写された昔の瀬戸の風景」も行われています。こちらの会期は4月21日までですので十分時間はあります!
     大正から昭和初期に撮影されたものになります。当時の瀬戸の街、建物はもちろん、人々の生活や陶磁器作りの現場など興味深い画像がいっぱいです。働く人の息遣いや当時の空気まで感じられるようです。作品の一点一点のコメントもわかりやすいし、手前に置かれた関連資料(個人的には磁器製の当時の現像タンクなども見入ってしまいました)も展示に深みを与えています。
     「建物のキオク」の展示を楽しみに見に行ったのですが、この写真展は思わぬ拾い物でした。瀬戸を知っている人は懐かしさが、知らない人でも当時の瀬戸の賑わいや職人仕事のことが伝わると思います。第1回目のせともの祭の様子など貴重な資料もありますよ。
     ぜひ、このまま写真集とかにまとめてくれないかなあ、簡単なものでもいいから。それだけの価値ある写真です。
     

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