〜せとものの話をしませんか〜「瀬戸だより」保存版

瀬戸の陶磁器店・加藤兆之助商店が発行しているメールマガジン「瀬戸だより」の保存版です。瀬戸のこと、焼き物のことなど、毎週土曜日お届けしています。
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瀬戸だより715号「怖いものは目に見えない」という話
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     今週は触れずにはいけない話題。新型コロナウイルス。

     瀬戸市でも様々なイベントが中止になっているようです。

     突然に政府が対策を打ち出して、週明けから子どもたちは実質春休みに入ります。卒業式はどうなる?入試はどうなる?が問題になってきます。さらに瀬戸市では小学校5校(道泉小、深川小、古瀬戸小、東明小、祖母懐小)、2校の中学校(本山中、祖東中)を統合し小中一貫の「にじの丘学園」が4月からスタートします。その対象になる学校にとっては最後の卒業式になり、合わせて閉校式の式典も行われるようです。そのあたりがどうなっていくのか、とても気になります。

     コロナウイルスも不安ですが、それから派生する不安というのも困ったものです。少しでも早く、終息し、普段の生活に戻れますように。また、実際に感染された方(このメールマガジンの読者にいらっしゃるかはわかりませんが)の回復も心よりお祈りいたします。

     

     本当に怖いもの(逆に本当に大切なもの)は目に見えないことが多いと思います。ウイルスも目に見えずに静かに近くにやってくるのが怖い。

     陶器の現場でも怖いのはガスの類です。ブタンなどの燃料としてのガス、これは臭いはするものの目には見えません。漏れていて、あるいは窯の中で炎が消えて窯に充満して引火という事故は時々聞きます。窯は耐火煉瓦を積んで作られていますが、外側は金属のフレームで囲まれています。また、蓋はしっかりと固定できるようになっています。実は窯(ガス窯)は上の部分が弱く作られていて、もし窯の中でガス爆発が起きた時、上に爆風が抜け周辺の被害を少なくする工夫がされています。

     しかし、燃料のガスより怖いのは一酸化炭素です。不完全燃焼で発生する一酸化炭素は臭いもなく、知らずに吸っていて体が動かなくなって気が付くという怖いものです。生死にかかわる危険なものです。還元の焼成などは窯の内部で酸素の供給を減らして行う焼成なので煙突で抜けていくものの不安はあります。これも時々、不幸な事故が起きてしまいます。そのために昔から窯は母屋や仕事場から離した別棟に作られてきました(火災の心配もありましたし)。風通しがいい建物です(屋根だけとか)。

     一酸化炭素事故の話を聞くと、母屋と窯が離れていなかったとか、窯の近くで仮眠していてということが多いようです。窯もコンパクトになり火のコントロールも簡単になった今の時代、生活する家の中でも設置が出来るようになっています。昔からの窯元はきちんとそこは区別して窯を設置しますが、新しい窯の設置では危なっかしいものも見られるように思います。ちょっと怖いです。

     窯を設置しようかなという方は設置場所にも十分注意をお願いします。

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