〜せとものの話をしませんか〜「瀬戸だより」保存版

瀬戸の陶磁器店・加藤兆之助商店が発行しているメールマガジン「瀬戸だより」の保存版です。瀬戸のこと、焼き物のことなど、毎週土曜日お届けしています。
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瀬戸だより709号「テーブルウェアフェスティバル」という話
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     今週は歌会始がありました。宮中の新年行事の最後がこの歌会始。正月もここまでといつも思います。「望」の歌はどれもよかったです。そして、来週の御題も「実」と発表されました。またこれについてはあらためて考察しますね。

     来週末はもう2月になります。2月になるとまた今年も瀬戸市内では「雛めぐり」のイベントで1ヶ月にわたり雛で彩られます。でも、これもまたあらためて紹介しますね。

     

     ということで、今回は東京の話題。毎年この時期に東京ドームで開催されている「テーブルウェア・フェスティバル」についてです。

     

    ■テーブルウェア・フェスティバル2020

    https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/

     

     28回目となるこのイベントは日本最大級の「器の祭典」。日本各地の窯元はもちろん、世界各国の陶磁器、ガラス、漆器などが並びます。展示、販売、ステージイベントなど器好きの方にはたまらないイベントになっています。

     今回特にここで力を入れてお勧めしたいのは『「温故知新」彩りの器〜瀬戸焼〜』の特集企画の展示がされることです。

     なかなか瀬戸焼と言っても具体的な特徴が思い浮かばないという方もいるかもしれません。瀬戸の業界関係者でもその特徴をきかれて「特徴がないのが瀬戸の特徴」とか開き直りのように答える人すらいます。もちろん、そんなことはないのですがね。

     

     ここでおさらい。「瀬戸だより」で何度も繰り返し伝えていますが、瀬戸焼の特徴です。

     土は真っ白、きめ細やか。他産地の鉄分が混ざって色が着く「くせの強い土」とは違い、万能に使用できる「くせのない土」です。それをもって「特徴がない」と言ってしまいがちなんですが、その白い土を彩るため、また白いキャンバスの様な素地であったため、様々な色合いの釉薬が生みだされ、表現方法が発展しました。

     また、このきめ細かな白い土はアレンジすることにより磁器生産にも対応でき、陶器と並行して染付をはじめとする磁器を生産できる稀有な産地でもあります。その可塑性の磁器土はノベルティなどの複雑な形状の生産にも対応できました。

     瀬戸の焼き物は器だけでなく碍子やガス機器の燃焼ノズルなど器以外の分野でも活用されています。現在でも市内には配電盤やガス機器の関連工場が多くあります。

     様々な色、様々な形、様々な生産、これが瀬戸焼の特徴(と私は思っています)。

     

     今回の『「温故知新」彩りの器 〜瀬戸焼〜』の特集展示ではそのあたりの瀬戸の器の持つ、彩りや形状の豊かさを感じていただけると思います。

     窯元、問屋など瀬戸の瀬戸焼の関わる皆さんが協力しての展示。見応えある魅力ある展示になっていると思いますので、関東の皆さん、ぜひ東京ドームに行って、瀬戸焼の魅力に触れて、ぜひぜひ会場で瀬戸焼をお求めいただければ……と思っています。

     

     なお、当店は参加しておりません。出店される皆さん、がんばってください!

     

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