〜せとものの話をしませんか〜「瀬戸だより」保存版

瀬戸の陶磁器店・加藤兆之助商店が発行しているメールマガジン「瀬戸だより」の保存版です。瀬戸のこと、焼き物のことなど、毎週土曜日お届けしています。
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瀬戸だより703号「続・やきものワールド」という話
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     12月に入っちゃいましたね。毎日忙しく過ごしております。

     

     先週は名古屋城近くの(というより、城内?)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催中だった「やきものワールド」の話題でした。その時はまだ行っていないけど…という状態でした。で、翌日行ってきました。今週はその感想など。

     

     9時のオープン前に到着したのですが、駅から会場へは多くの人の波が続いていました。まあ、名古屋城を訪れる観光客も多いということなんですが(外国人観光客も多い)、ちょっと驚きました。ドルフィンズアリーナにもすでに入り口に列が出来ていました。それがオープン直前にはかなりの長い列に伸びていました。

     

     ドームで開催されていたころは毎年のように出かけていましたが、会場を替わってからは初めて行きました。ナゴヤドームは圧倒的な広さが印象的でした。特に観客席の上部から入場、高い位置から会場をまず眺めるという導線はインパクトあるものでした。その印象を持って入場すると、このドルフィンズアリーナの会場はずいぶんコンパクトになったという感じです。ただ、どこから見たらいいのか、ここ全体を見て回るのはどうしたらいいのか、困るくらいのナゴヤドームと比べると一店一店、一点一点、見て回るというにはちょうどいいように思いました。以前はやきもの関連以外のブースの展示も多くありましたが、会場の狭くなったおかげか整理され見やすくなったかもしれません。

     展示ですが、相変わらず九州の産地の元気のいいのが印象的です。地元以外の産地では件数も多く、目立つ存在でした。ブースもまとまって大きな面積で展示していて、なかなか見ごたえがありました。

     楽しみにしていたのは「瀬戸染付と磁祖民吉」の初期の瀬戸染付の展示でした。 ちょっと展示数が少ないというのが残念でした。しかし、民吉が九州修行から技術を伝える前の瀬戸の初期染付の展示は興味深かったです。色合いが何かパッとしない、未完成の試行錯誤の製品といったもの。それが民吉の活躍以降は一気にレベルが上がるというのがだれが見てもわかる、比較しやすい展示がされていました。返す返すももう少し資料の展示数が多ければ、さらにそれがわかりやすく思えました。そしてその中間に民吉の作品が(「伝」でも構わない)置かれたらよかったと……ただ、美術館などではない多数の人が行き交うような場所での展示となれば持ち出せる資料も限られてくるのは理解できますので、その条件の中ではいい展示だったと思います。

     

     来年以降も楽しみにしています。

     

    ■やきものワールド

    https://yakimonoworld.jp/ 

     

    | 展示感想 | 11:05 | comments(0) | - |









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