〜せとものの話をしませんか〜「瀬戸だより」保存版

瀬戸の陶磁器店・加藤兆之助商店が発行しているメールマガジン「瀬戸だより」の保存版です。瀬戸のこと、焼き物のことなど、毎週土曜日お届けしています。
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瀬戸だより507号「釉の表面」という話
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    柚子肌の黒、柚子黒の花瓶。

     

     3月3日は過ぎましたが、瀬戸で開催中の「陶のまち瀬戸の雛めぐり」は明日までとなっています。今週はひな祭りの3日を中心に地元のテレビなどでも紹介される機会も多かったようです。

    少しずつ春らしくなってきました。

     

    ■陶のまち瀬戸のお雛めぐり

    http://www.seto-marutto.info/event/hina/

     

     

     器に掛けられた釉薬。様々な色があり、その器を選ぶ際に大きさ形の次に気にする部分じゃないでしょうか。色だけでなく表面の艶や肌触りというところまで楽しめるのが陶器の釉薬ですね。磁器の洋食器などでは多少の艶のあるなし程度のバリエーションですが(と思う)、陶器ではつるつるとした表面からザラザラした焼き締めなどまで様々な変化があります。

     

     もともと釉薬は素地の上にガラス質のものを表面にコーティングしたものです。つるつるテカテカしたものをまずイメージします。そのテカテカした光沢を抑えた半光沢の状態をマットと呼んだりします。白マット釉などがよく知られていますね。

     梨地という表現がマットとイコールなのかどうかは微妙かもしれませんが、細かくザラッとしていて艶を抑えた表面をそう呼びます。昔の金属製のカメラの艶を抑えたボディの仕上げを梨地と言いますが、同じ意味合いです。果物の梨の表面の艶に似ているということです。

     さらにザラッとしてきたもの、表面に凸凹して仕上がってるものがじる柚子肌と言ったりします。これも果物の柚子の表面に似ているからですね。

     

     同じ形、同じ重さの器であっても表面の仕上がり、肌触りでずいぶん器の印象は変わります。持ち心地よさ、口の触れた時の感触などは、器を持つ、口をつけることの多い日本食では器選びの大きな要素になると思います。実際の器選びでは普通、口をつけることまではないと思いますが(そうされるお客様は以前いらっしゃいました)、持ってみるということは大事と思います。

     前にも書いたことがあると思いますが、和食器選びは持って触れてみてが基本だと思います。

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